
比枝神社で出会う、風鈴の響きと愛らしい十二支
大阪在住のH.Mです。先日、大阪市にある比枝神社を訪れる機会がありました。この神社の創建年代は不詳ですが、元禄四年(1691年)に近江国坂本の日吉大社の分霊を勧請し、山王権現と称したのが始まりとされています。その後、明治二年に現在の比枝神社へと改称されました。主祭神は天照皇大神、大山咋神、大己貴命です。境内に足を踏み入れると、広大な空間が広がり、写真にもあるように、風に揺れるたくさんの風鈴の涼やかな音が鳴り響いていました。その音色は暑さを忘れさせ、心地よい清涼感を与えてくれました。境内奥へ進むと、可愛らしい十二支の石像たちが迎えてくれ、私の干支である牛の像もあり、思わず顔がほころびました。さらに進むと、大きな茅の輪が設置されており、これは夏越の大祓で半年間の穢れを祓い、無病息災を願う「茅の輪くぐり」に使われるものです。この縄をくぐることで心身が清められると感じました。古くからの歴史と、自然が織りなす癒しの空間で、心ゆくまで穏やかな時間を過ごすことができ、清々しい気持ちで神社を後にしました。

