
都会の中の癒しスポット「湯島天満宮」
上野駅から徒歩で向かい燦燦と太陽の光をあびながら湯島天満宮の境内に入ると涼し気な風が吹いてきました。ここは学問の神様として知られる菅原道真公を祀る、都内でも有数のパワースポットです。その歴史は非常に古く、雄略天皇2年(458年)に天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと)という力の神様を祀ったのが始まりとされています。その後、南北朝時代の正平10年(1355年)に菅原道真公が合祀され、学問の神様として広く信仰を集めるようになりました。私が先日訪れたのは平日でしたが、多くの参拝客で賑わっていました。受験生やその家族が、合格への願いを込めて真剣に手を合わせる姿は、信仰の深さを感じさせます。ちょうど七夕が近い時期だったため、境内には色とりどりの短冊が飾られた笹が風に揺れていました。都会の真ん中とは思えないほど緑に囲まれた境内は、その喧騒を忘れさせてくれるような静かで落ち着いた雰囲気です。都会のオアシスのような空間で、心洗われるような貴重な時間を過ごすことができました。歴史の重みと自然の美しさが調和した湯島天満宮は、仕事で疲れた時などにふと訪れたくなる、そんな素晴らしい場所です。


